INTERVIEW
インタビュー

実際にReSiteでサイトを購入/売却された方にインタビューを行いました。

有限会社モノクリエイト山本様

──本日はよろしくお願いします。サイト売買の経験者として山本様には色々なお話がお伺いできればと思ってます。

山本:よろしくお願いいたします。

──最初に、御社の事業内容を教えてください

山本:サイトメディアの運営と不動産賃貸業ですね

──元々サイト売買を行ったことはありますか?

山本:存在自体は知っていましたが、サイト売買を実際にやったことはなかったんです。今回サイト売買しようと思ったのは完全にタイミングだけです。売ろうという考えは元々なかったので。

──今回、弊社からお声掛けさせていただいたのがきっかけということですか?

山本:そうですね。丁度、不動産賃貸業に注力しようと考えていた時で、そうなった時の資金としてサイトが売れたら取り組みやすくなる可能性があるのではないかと思いました。他で、銀行は回っていたのですが、零細企業の個人事業主という立場なので会社の評価が出なかった。ただ、会社自体の評価はいきなり変えられないので、じゃあ現預金を厚くするしかないんじゃないかと考えたんですよね。それで、あまり時間もかけたくないなと考えている時に丁度メールが来たので。(笑)

──もしメールが来ていなければ自ら問い合わせようみたいな考えはあったんですか?

山本:いや、それは全くなかったですね。連絡はしていないと思います。最終手段として最後の最後に考えたかもしれないなという程度だったと思います。というのも、丁度、連絡をもらう前に今回売買をしたサイトの評価がガタ落ちしまして。そのアルゴリズムを受けた時に、これでダメってことはこの業界の中ではやれることがもうないだろうなと確信したんですよね。ただそのあと戻ったので、要はただの気まぐれで振られただけなんですけど、あの時これをずっと続けていくことはもう難しいなって判断は出てたのかもしれないですね。

──結果としては、売却して不動産賃貸業に注力できてるということはサイト売買という選択肢を選んだことが判断としてよかったなと思いますか?

山本:めちゃくちゃよかったと思ってます。

──それは本当に良かったです。ちょっと緊張しました(笑)

山本:(笑)

──ただ先ほど仰っていた、アルゴリズムの変動などもあったということで、売却するにあたって何か不安点や懸念点はありましたか?よく「やり方がわからない」や「どう評価されるのかがわからない」などを耳にするのですがその辺りはいかがでしたか?

山本:そうですね・・・どちらかというと価格云々は自分だけで決めるのではなくて、買手さんの評価あっての話なのでそれはサイト売買に限らず全てそうだと思うので。サイトを自分で作っているので、サイト自体に結構思入れがあって。少し言い過ぎですけど自分の子供くらいの気持ちで考えてるわけですよね。なのでそれを売った後にこのサイトがちゃんと生き残っていけるか、あとやっぱり、相対評価をしたとしても自分の中では自分のコンテンツが一番いいと思っていて、自分からしか生み出せないコンテンツだと思っているので、それが他社さんに行ったことによって恐らくそれをそのまま継承するのは難しいんじゃないかという思いはありました。売却したことによって評価が下がって逆に買主さんにご迷惑を掛けてしまわないかという点は懸念してましたね。なので、買手企業の担当者の方とお話しさせていただいた時には、今回売却するサイトの記事に対する評価基準は高いのでライターさんが描いたものは見させてほしいというのは伝えてました。個人にしか書けないような内容だったりするので、定型的な方法だと売ってもお力になれない可能性が高くて自分自身が責任を持つという意味では売った後も中身を見させてくださいとお伝えしてました。売ったことによって相手に迷惑がかからないかなという不安点っていうのはありましたね。

──買手さんからしたら、そこまでやってもらえるのはすごく嬉しいことですよね。ただ、そうすると譲渡先として、どんなところにお渡しするとかどんな会社にとかは気にされてたのでしょうか?いわゆる投資でお金だけ、というよりは前述されてたように今までやって来たことを引き継いでくれる企業がいいとかはありましたか?

山本:目的は自分の事業を他にシフトさせるための資金作りというのが第一にあったので、仮に今回の買手さんではなくて別の個人の方がもっと高い金額で買い取ってくれますという話があれば、それはその方にお渡ししたと思います。ただ、逆に今回は名前のある企業様にお渡しするということが決まったので「より、ご迷惑をかけれないな」というところがあったので想いの部分はより強くなったかなと思います。

──なるほど。確かに、運営者とかアルゴリズムもそうですし系統が変わってくると読者層だったりそれこそコンバージョンが変わって、買主さんが当初想定していた売上も変動しますよね。これを考慮すると売却額・購入額も変動しますし・・。今回は売手側としての見え方が大きいと思いますが、そういった変動に対して、どう感じてますか?

山本:今のGoogleの位置付けって、instagramとかFacebook、Twitterとかそういう他のSNSとほぼ並列だと思っていて、Googleはある意味その中の一つのプラットフォームだと割り切った上で取り組むか取り組まないかで、それはそれぞれの運営者の裁量と責任次第じゃないかなと思ってますね。要するに、Googleってビジネスで考えた際にお客さんと言われる層がとても多く来るので、成り立ちやすい側面が非常に強いんですよね。だからこそ、SEOとかアフィリエイトっていうのが検索キーワードの市場でこれだけ大規模なものになっているんだと思うんですね。だけど今後は他のプラットフォームの成長で、お客さんと言われていた層の母数も減っていくでしょうし、Googleって一企業が作っているインフラみたいなものなので、変化のスピードが1年前、2年前、5年前と比べると非常に早くなってきているという客観的事実をしっかり捉えた上でやるかどうかというだけの話だと思いますね。なのでコンテンツの評価が下がる・下がらないじゃなくて常に順位は動いて評価自体も変わってしまうビジネスの中でやるかやらないかだけだと思います。

──確かにそういうことですよね。それが嫌だったら・・・

山本:やめちゃえよって(笑)でも、今までがイージーモードだっただけだと思うんですよね。

──それでいうと、核を持ってやるとかそういう要素もあるよって理解した上じゃないとってことですよね。

山本:でも、それって全然こういったSEOのビジネスだけじゃなくて、サラリーマンをやっていたとしても「いやいや、社長こうするって言ってたのに違うじゃないですか」みたいな、新卒で入社したのに説明会の話と違うみたいなのと同じレベルの話だと思うんです。(笑)で、それが全部整合性の取れてる会社ってほぼほぼあんまりない訳で、、ただ、昔のグーグルはそういう「ブラック企業だからやめて、もうフリーターしかないな〜」って人でも、いきなり数百万稼げるみたいな場があったんですよね。でも、まあそれ自体なんとなく変な感じしますけど、まあそういう時代があったにせよ、もう今はそうではなくなったってことですよね。「ここってこんなに美味しい市場なんだ」ってもうばれちゃったんで、一部上場企業は入って来るけど神話になっちゃったってことですよね。

──お金も人も入って来る情報も分析力も何から何まで全部違いますもんね(笑)

山本:だから、インターネット黎明期から見てる人たちっていうのは、どんな変な情報でも載せてくれてるのがGoogleだったんじゃないのっていう。要は、インターネット自体の最初の概念というかコンセプトみたいなところの思い入れがあるから、やっぱり意見はありますよね。だから今の若い子たちもtwitterとかで非常に意見を発信してるんですけど、ただこれまでこの状況下で稼げたこと自体がある意味、奇跡に近いと思うんですよね。マーケットを取った訳ではないので、好きなことを自分の状況に応じてカスタマイズしているのが今だと思うんですよね。

──でも、それだけ美味しい思いをしていて急にGoogleがころっと変わったら、まあ意見は出てきますよね(笑)

山本:そうなんですよね(笑)それに、僕らも最初はそうだったのでよく理解できるんですけど、長くやってるアフィリエイターさんとかって特に平然としてますよね。「はい、またきた」みたいな(笑)

──一喜一憂ではなく、もう当然の出来事みたいな感じですよね(笑)サイト売買におけるサイトの評価という部分だと、評価するのは買手側というような話がありましたが、一般的に相場が売上の1年半〜2年分と言われていますよね。まあ誰が決めたんだよっていうのはあると思うのですが、そこに対する納得感とかはありましたか?

山本:24ヶ月が相場で納得するかどうかでいえば、正直に売手の気持ち次第だと思うんですよね。でも例えば30ヶ月とか60ヶ月で売りたいならそこの根拠が提示できるかどうかが一つ問題としてあると思うんです。でも逆に相場よりも低くても売っちゃう人もいると思うんです。つまり、売る人と買う人のマッチングなだけの話なので、もし高く売りたいのであればサイトの中にそれだけのコンテンツがあるか、それだけの交渉術を持ってるかだけの話なんじゃないですかね。その相場がどうやって定義付けられたかは分からないので、何にもそこに対しては分からないんですけどね。。

──買主さんから買収希望額についてしっかり裏付けがあれば納得感が高いっていうことですよね。単純に相場だからではなくてってことではなくて。

山本:そうですね。ただサイト売買って出来上がってまだ間もないビジネスモデルだから何にも誰も手を加えようがないってだけの話だと思います。例えば、不動産だと「なんでこんな激安なの?」っていう物件がたまにあって、それは理由として相続税が支払えないっていう理由があったりするんですよね。早く売って現金化しないと督促状がきちゃうみたいな、売主側の都合があったりとか(笑)あとは「渋谷の中でもこの物件なんでこんな高いの」とかあるんですけど、例えばスクランブル交差点の近くにあるからとか、環境とか色んな要因があるんですよね。多分、今後そんな感じで形成されていくと思うんですよ。「このサイトはこの人とシナジーがあるから高く売れるんじゃないか」とか逆に「ここは全然マッチしないから売却しても相場より低くなる」みたいな感じで。今は判断基準が収益しかないから相場と言っているけど、今後はReSiteみたいな仲介業者がどういうマッチング力を発揮していくかがが発展して来るのではないかと思ってますね。
で、これが第一フェーズで第二フェーズは、もっと市場が活性化していけばそういう情報が出回って来ると思うので、そうすると買主売主双方でネットでマッチングみたいなのが始まるんじゃないかなと。

──そこに指標が出来上がってるとしたら、共通言語になってお互いに判断できますもんね。

山本:今は黎明期なので、これからどんどん発展していくんじゃないんですかね。

──おっしゃる通りですね。

山本:要するにSEOだけに頼ってるからビジネスモデルが破綻するんですよね。だから例えば分かりやすくいえば、SNSからの一定の流入があるとか独自のメルマガが集客経路になってるとか、そういった何らかのサイトへの付加価値が付いてたりすると全然評価軸変わりますよね。

──そうですね、売上だけに紐付いている評価軸は今後使えなくなってきますよね。もし山本様が買手になるとしたら、どの辺を見てどこを評価しますか?

山本:買手か〜、、、(笑)例えば、今やっている不動産事業に対してどう考えてもプラスになるんだったら書いますね。ただ、「これ買ってアクセス維持できるの?」っていう問題はあるので、SEOだけの媒体は難しいかもしれないですね。SEOだけで集客している媒体って一過性の人たちに対して提供するサービスのものなでファンがいないんですよ。何らかのコミュニティーが出来上がっていれば、付加価値はありますよね。だって、AKBのビジネスモデルなんて1000億くらいで売れそうじゃないですか(笑)

──属人的なファンだとなかなか難しいものもありますが、ファンを持っているというのは間違いなく付加価値になりますね

山本:だから非常にふわっとした評価基準ですよね。。不動産はもう別に決まってるんですよ。ただオーナーさんによっては入居率も変わってくるのでそういう意味では属人的だし、結局はその物件なりサイトなりを買手さんにどうやって魅力的に見せるかが全てなんですよね。たまに、媒体は持ってないけど、オフラインのコミュニティーがすごいある人いるじゃないですか。そういうことだと思うんです。

──最後に、ReSiteのサービスを使ってみていかがでしたか?

山本:これも属人的で、西山さんの対応は非常に良かったです。だから”御社”というよりかは西山さんの対応が良かったからお願いしたっていう感じですね。さっきの話に戻るのですが、マーケットが相場によって形成されてるのであれば、売れれば何でもいいと思うんですよ。ただ、運営者でその運営に関わってる度合いが強い人、つまり僕みたいな個人でやってる人は思い入れがサイトにやっぱり入ってるんですよね。だから、対応次第では軽視されたような気持ちになるんですよね。

──それくらい大きなものを扱うわけですから、どういう風にやってくれんだみたいな期待というか、そういうのはありますよね。

山本:(運営元の)AIGATE(株)って会社の社長は存じ上げませんが、AIGATE(株)って会社の評価がどうですかと聞かれれば、非常に良かったと思います。それは、イコール西山さんが良かっただけの話ですけどね。(笑)

──嬉しいです(笑)

山本:だから仲介に入ってる人の経験値とか相手を慮る姿勢だったりとかは結構影響してくると思いますね。

──弊社に期待することでいうと、先ほど仰っていたような属人的な部分や慮る姿勢だったりあると思うのですがそれ以外でいうと、どんなところがありますか?

山本:ソフト面とハード面みたいなものがあって、属人的な部分や慮る姿勢ってソフト面で、ハード面でいうとこのサイトがどれくらいの運営歴になるのかとかだそういう部分だと思うんですよね。”このサイトは運営歴これくらいで、キーワードの推移はこれくらいで、売上はこんな感じです”とか”どのくらい維持してます”とか、アルゴリズムがあるので一概にはいえないのですが、そういう部分も評価軸としてあったらいいなと思います。コンテンツないし、サイト自体の価値を高めるために何をしてるのかっていう部分って順位に現れやすくなると思うので、そこも評価軸にあればいいなって思います。

──本当にそうですよね。ポッと出のサイトが高くなるケースもありますが、長い目で見たときにそうではなくてきちんと運営されているっていうのは確かに評価の基準としてはあったほうがいいですよね。単純に売上がこうだからっていうよりは、今までこうやって運営してきてこういう施策を実施してきたからこの値段って言えるのとだとやっぱり重みが違いますよね。

山本:そうですね。そういうところは期待したいですね。

──最後に、今サイトを売ろうかどうしようかと迷ってる人に何かサイト売買経験者からアドバイスというか、一言いただけますか?

山本:これは、自分もそうなんですけど、人間って安定性に一番魅力を感じる生き物だと思って、それでいうと例えば今まで毎月10万収益があった人からすると、サイトを売ることでそれがパッとなくなることに対して、一定期間は過ごせるけどじゃあそのあとどうなるの?みたいな不安感との戦いが始まると思うんですよ。でも、僕は今は売り時だなと思いますよ。買ってくれる人がいるから。こんな不安定なら買ってくれる人いなくなるんじゃ無いかなって思うんですよかなり不安定なビジネスモデルだし、売るなら今でしょって(笑)

──今、買手さんの方が多い市場ですし大手さんもお金を使いたい時で、買いたいって言ってくれてるこの状況がいつ変わるのかわからない、もしくはそもそもそのニーズがなくなる可能性っているのも考えるとそうですね。売り時ですね。

山本:要するに需要と供給のバランスの問題もすごく関わっていると思ってて、今後メディア運営する人ってまだまだ増えると思うんですよ。つまり、売り手が増える可能性がある。そうすると需給バランスが崩れると値段が下がる可能性がある。買手が多い時の方が高く売れますよね。

──今行ってる22年がもしかしたら1年になる可能性もありますよね。

山本:だって2〜30年前に世田谷の土地買ってたら今頃遊んで暮らせてますよ(笑)だから、今後サイト売買が活性化していった時に今を「あの時は高値だったね〜」って振り返る可能性は全然ありますよね。ただ、自分のサイトにアルゴリズムが来ようが何が来ようが絶対に最後まで運営をやり抜くんだと思っている人は絶対に売らない方がいいと思います。その方が精神的にも収益面も安定するので。もし、迷ってるのであれば、多分そこに対する情熱も傾きが出てきてるってことなので早いうちに売った方がいいんじゃないのかなって思います。

──今日は貴重なお時間ありがとうございました。

山本:ありがとうございました。

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