サイト売買に相場はあるの?知らないと損をする取引方法
2018.04.15
サイト売買の相場はどのくらい?
世の中には、ネットショップなどのECサイトやアフィリエイトサイト、ポータルサイト、Googleアドセンスといったクリック課金型広告のアドセンスサイトなど、いろんなタイプのサイトがあります。
実際にこれらのサイトは売買することができるのですが、買うにも売るにも大体の相場は決まっています。
そこで今回は、サイト売買の相場と注意点について詳しく紹介していきます。
そもそもサイト売買は可能なの?
ご自身でサイトを作成し運営している方も多いのではないでしょうか。
おそらくこのページへ辿りついた方は現在もサイト運営をされているかと思います。
もしかしたら、そのサイトが良い価格で売れるかもしれません。
なぜかと言うと、ほとんどのサイトは買うことも、売ることもできるのですが、現状は、買いたい人は多くても売る方が少なく、「売り手」が有利な状態だからです。
とはいえ、サイトが売れることをご存知でない方も多く、アクセス数を稼いでるようなサイトでも更新する暇がなくなり、やむを得ずサイトを閉鎖させてしまうなどもったいないサイトもあります。
更新する暇がなくなった!
閉鎖させてしまおう!
と思ったとき、サイトを売って利益を得たほうがお得ですよね?
サイト売買の相場とは?
サイト売る場合、アフィリエイトサイトだから100万円で売れる!などと言った相場はありません。
サイトのタイプによっても異なるのですが、サイトの相場を決める場合は、基本利益の○か月分、もしくは○年分と言う形で決まってきます。
詳しくみていきましょう。
アフィリエイト・アドセンスサイトの相場
アフィリエイト・アドセンスサイトの相場は、
1ヶ月の確定利益(月平均)×12~20ヶ月分=サイトの価格
この計算式がサイトの相場となり、ここ数年変化のないものです。
これに、
- 集客状況
- トレンドに左右されていないか
- メルマガ数 など
これらが査定の対象となり、価格は前後します。
月に10万円利益のあるサイトであれば約200万円、月に100万円の利益があるサイトであれば約2000万円で売れると言ったイメージです。
ECサイトやポータルサイト
ECサイトやポータルサイトの相場は、
1ヶ月の確定利益(月平均)×12~20ヶ月分=サイトの価格
と、アフィリエイト・アドセンスサイトの相場と同じ計算式なのですが、人件費・広告費・仕入れなどが関わってくるサイトの場合は少し変わってきます。
売り上げが100万円でも、人件費・広告費・仕入れなどに30万円かかった場合、確定利益は70万円となり、最大で70万円×20か月分といった計算方法になります。
そこから、
- 集客状況
- 会員数
- メルマガ数
- 販売商品 など
これらが査定の対象となり、価格が前後します。
アフィリエイトサイトはSEO対策により価格が変動する
アフィリエイト・アドセンスサイトは、どのような方法でSEO対策をしているのかでも価格は変動してきます。
自演リンクが一切なく、検索エンジンからペナルティーを受けるようなことがない、ホワイトハットのサイトの場合は上で説明したとおりの計算式で売買できるのですが、多数の自演リンクがつけられたブラックハットのサイトの場合は、リスクが大きいため、月間利益の半年程の相場になってしまうことがあります。
ブラックハットのサイトは、買う側も売る側を取引後に問題が起きないように注意する必要があります。
サイト売買の注意点
実際にサイトを売買しようとしたときに注意しなければいけないことがあります。
売却側の注意点
- 偽ってはいけない
- 買戻し契約は付けない
自分が手がけてきたサイトを売ると考えた場合、少しでも高く売りたいと思うのはわかります。
しかし、どんなに高く売りたいと思っても、アクセス数やPV数、収益などを偽ってはいけません。
うそが発覚した場合は、売買交渉が決裂するだけでなく訴訟などいった大きな問題にまで発展することもあるので注意が必要です。
また、売った直後に、そのサイトと競合するようなサイトをすぐに作るのは避けた方が良いです。
買収側の注意点
- 情報の正当性を確認
- 不利益には注意
サイトを買う際は、公開している情報が正しいのか、ご自身でアクセス解析や収益性を確認できる管理画面などをチェックするようにしましょう。
購入後に開示されていた情報と異なっているような場合は訴訟をおこすこともできますが、そうならないように慎重に購入するようにして下さい。
また、開示されている情報以外にもさまざまな不利益が存在します。
サイトの種類によってもことなりますが、「SEO対策によるペナルティリスク」「トレンドに左右されるリスク」「広告主がアフィリエイト広告を停止するリスク」「在庫を仕入れることができなくなるリスク」など。
このような不利益も存在すると言うことを把握しておき、対処できるのかを考えて購入するようにして下さい。
安全に売買するなら「仲介者」を立てる
サイトを売買する際に絶対にやってはいけないのが、仲介者を立てずに売り手と買い手だけで取引を進めることです。
仲介者を立てて第三者の方がチェックすることで、お互いに損することを防いでくれます。
仲介業者は、売却側のサイト情報を詳しくチェックし開示情報に偽りがないかを調べたり、詐欺がないように売却金額の預かり、双方にとって不利のない契約書を担当弁護士が作成、サイト移管作業まで行ってくれます。
仲介業者はサービス継続に問題が生じないように、信頼できない人は排除し、信頼できる人を選ぶようにしています。
そのため、売り手と買い手だけで取引を進めるよりも安心して取引をすることができるのです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、サイト売買の相場と注意点について紹介してきました。
現在、サイトは売る側が有利な状態で月の利益×○ヶ月分といった形で大体の相場が決まっています。
せっかく作成したサイトが忙しくて運営できなくなった方、そのまま閉鎖してしまうのはもったいないので売ってしまうのもいいかもしれません。
売買にはいろんな注意点もありますが、仲介業者を立てることで極力リスクを減らすことができます。
自分のサイトがどのくらいで売れるのか査定してみてはいかがでしょうか。