アプリ売却ってどうするの?売却の流れと注意点とは

2018.12.18

アプリの世界では、どんなものがヒットするのか誰にも分かりません。そのため、自作のアプリがブレイクして急に買収話が舞い込んでくることもあるかもしれません。もしかしたら、今あなた自身がつくっているアプリが大きな収益をもたらす可能性だってあるのです。現在、アプリ売却について考えているのであれば、その流れについて知っておくと良いでしょう。ここでは、アプリの売買のルールや仕組みについて詳しく解説していきます。

1.突然オファーがあるかも!?売却オファーと売却方法には2パターンある

アプリ売却オファーと売却方法には、それぞれ2つの種類があります。どのような仕組みで売却されるのか知っておくと今後のためになるかもしれません。ここでは、アプリ売却オファーと売却方法について紹介していきます。

1-1.売却オファー

売却オファーは、スカウト型と営業型の2種類です。スカウト型は、他社が御社の事業を買いたいとオファーするというものです。一方、営業型は自身が他社に出向いての自身が作成したアプリを買わないかとオファーするというものです。

1-2.売却方法

売却方法は、企業売却と事業売却の2種類です。企業売却は、会社の株を売って会社ごと売るというものです。そのため、残るのは現金だけとなります。事業売却は、会社を残した状態で会社内にある1つの事業として売るというパターンです。会社は残るので、新しい事業も続けられます。

2.アプリ売却はすぐ&かんたんにできる?売却時の課題とは

アプリを売却して利益を出すことは容易なことではありません。そのため、アプリ売却を考えるのであれば売却時に発生する課題を1つ1つクリアする必要があります。ここでは、アプリ売却に関する課題について詳しく解説します。

2-1.売り先を見つけるのが大変

アプリを売るのであれば、売却先が必要です。しかし、売却先を見つけるためには自分でさまざまな努力をしなければならない場合が多くなっています。買取先になってくれるようなコネはないというのが一般的ですから、相手が見つかるまでかなりの時間がかかります。

2-2.売却額の妥当性の判断

アプリ売却をするのであれば、できる限り高い金額で売りたいところです。しかし、アプリが一体いくらで売れるのかは分かりません。そのため、アプリ売却に不慣れな個人が売却額の妥当性を判断するのは難しいことです。場合によっては安い金額で売ってしまい、損をしてしまうことも考えられます。

このような問題を解決できるのが、アプリのM&Aを扱う業者です。専門知識を生かして、自社のアプリを可能な限り高い値段で売却してくれます。

3.売却にはどんな段階がある?アプリ売却までの8つのステップ

アプリを売却するには、8つのステップを踏む必要があります。アプリ売却をどのように行うかを知っておくと、今後迷うことなくステップを実行できるでしょう。ここからは、アプリ売却で行わなくてはならない8つのステップについて解説していきます。

3-1.M&Aのアドバイザー契約

最初に行うのが、M&Aのアドバイザー契約です。個人でアプリの売却先を見つけるのは困難です。専門のアドバイザーに相談して、スムーズに進めましょう。ただし、誰が担当になるかは重要ですから、最初のアドバイザー選びは慎重に行う必要があります。

3-2.売価の設定

2つ目は、売値の決定です。PL(損益)の推移と今後の収益となる額を予測して、ユーザー数の推移の資料を同時並行で作り、妥当な売却価格を算定します。
売値の決定で重要なポイントは、主に2つです。1つ目は、ユーザー獲得単価です。たとえば、ユーザー獲得単価が100円だとすれば、100円×ユーザー数のように価値が決定されます。

次は、買収額の回収にかかる期間です。一定期間の利益がいくらになるかを計算して、売却希望額決定の条件とします。

3-3.資料の作成

3つ目は、資料作成です。事業の概要書や案件のポイント、男女比・年齢といったユーザーの属性などを数ページにまとめた資料を作成します。また、作成した資料を補足するための資料も同時に作成する必要があります。

3-4.売却先探し

4つ目は、買ってくれる可能性がありそうな会社を探すという作業です。自社のアプリを買ってくれる可能性がある企業をリストアップして、1つずつ営業していきます。場合によっては、仲介業者がマッチングしてくれることもあります。

3-5.面談

5つ目は面談です。アプリに興味を持ってくれる会社が見つかった場合、面談を行って交渉をスタートさせます。交渉には、相手会社の社長や事業部長、M&A担当者など複数人に参加してもらい、作成した資料を使って話を進めていきます。

3-6.条件提示

6つ目のステップは、条件提示です。買い手候補が希望する価格と、売り手が希望する価格など条件面のすり合わせをこの場で行います。ここで売却額が決定されるので、いわゆる詰めの段階になりますから慎重に話を進める必要があります。

3-7.デューデリジェンス

7つ目が、デューデリジェンスです。デューデリジェンスとは、企業を適正評価するための手続をいいます。なお、デューデリジェンスは事業の将来性、過去の収益といった財務状況、契約内容は正当性があるかどうかの3つの面から行われます。

3-8.契約・クロージング

最後は、契約手続きです。契約価格に双方が納得した場合、契約のクロージングが行われます。契約書は売り手と買い手がそれぞれ弁護士を立てて、譲渡契約書を作成します。ただし、契約書は永久的に残るものなので慎重につくる必要があります。

4.アプリ売却を業者に委託する場合の業者の選び方のポイント

納得のいくアプリ売却をするためには、専門業者の力はきっと役に立ちます。したがって、優良なアプリM&A会社を選ぶことが成功のカギにつながるでしょう。ここでは、アプリM&A会社を選ぶポイントを紹介していきます。

4-1.成約手数料

最初に見ておきたいのが成約手数料です。業者に依頼するのであれば、手数料を支払う必要が出てきます。また、その他にも費用が必要になるかもしれません。より多くの収益を得るためには、できる限りコストを抑えた方が得策です。そのため、コストは最初に見ておくことが大切です。

4-2.直接商談できる場を設けてくれるか

アプリ売却で重要になってくるのは、交渉の場でのアプローチです。自社のアプリをアピールするチャンスですから、しっかりとものにしたいところです。業者は交渉の間に入ってくれるのですが、自社のセールスポイントは自社がよく分かっています。したがって、アプリを開発した自社がプレゼンしたいと考える場合も多いことでしょう。業者を選ぶ時には、直接商談できる場を設けてくれるかどうかも見ておきたいところです。

4-3.適正価格のアドバイス

アプリ売却の価格設定は、慣れていないと相場の価格が分からないまま決めてしまうことも少なくありません。このようなときに頼りになるのが、業者のアドバイスです。したがって、適正価格のアドバイスをしてくれるところを選ぶことが重要です。

5.開発時からおさえておきたいアプリ譲渡の思わぬ落とし穴

注意したいのが、アプリを譲渡するときの条件です。アプリの譲渡には、いくつかの条件があるため注意が必要です。まず、Appのどのバージョンにおいても、iCloud エンタイトルメントを使用していないことです。次に、Appのすべてのバージョンにおいても、Passbook エンタイトルメントを使用されていないことです。

これらのエンタイトルメントは入れてしまうことも多くなっています。その場合には、下手をするとスタートアップから脱出することができなくなる可能性もあるので注意しなくてはなりません。

6.発展途上のアプリ売却の市場は仲介業者を上手に活用しよう

アプリ売却はまだまだ認知されていない市場です。そのため、売却先を見つけたり、価格交渉の場面で行き詰まったりするケースは多く見られなます。アプリ売却の方法については、慎重に考える必要があります。

1つの方法として、すべて個人で手続きを踏んで売却することも可能ですが、時間がかかりますし不安を感じる人も多いでしょう。そのような場合は、仲介業者を活用することも考えて見てはいかがでしょうか。M&Aの仲介業者を利用するのであれば、ReSite(リサイト)がおすすめです。